英語ができるエンジニアって需要あるのかな?
こんな疑問にお答えします。
早速結論ですが、英語ができるエンジニアはめちゃくちゃ需要あります。逆に言えば、英語ができるエンジニアは本当に少ないです。
僕は本業で設計開発職をしていますが、昨今、本当に英語スキルの必要性をひしひしと感じています。
意外にも理系であるエンジニアは英語と触れ合う機会はかなり多いんです。
本記事ではエンジニア歴7年の僕が実際に「英語力があると活躍できる」と思ったシーン(実例)を紹介します。
この記事を読めばエンジニアにおける英語スキルの重要性と需要について理解できますよ!
英語ができるエンジニアの活躍シーン(実例)
それでは設計開発職を7年間やってきて感じた「英語ができると絶対輝けるシーン」を3つ紹介していきます。
活躍シーン1:海外の事業所や取引先とスムーズな設計・開発ができる
結論から言うと、英語ができると仕事の幅が広がります。
近年、海外の事業所や工場を持つ会社が増えています。電子機器メーカーは特に「工場は海外にある」というのも珍しくありません。
また、自社拠点だけでなく、部品メーカーなど取引先が海外なんてケースも多くあります。
一見、海外の取引先とは英語ができる営業さんに任せればいいのでは?と思いますが、「開発スピードが遅くなってもいい」ならそれでもいいかもしれません。
熱心に技術の勉強をされている営業さんもいらっしゃいますが、やはり専門的な話となると限界があります。
「英語ができるエンジニア」がいれば、技術的な要求事項をエンジニア自らがコミュニケーションを取れるので、取引先との認識のずれのリスクを最小限にしてスピーディーに仕事を進めることができます。
月並みな表現ですが、英語できる人はめっちゃカッコいいです!
活躍シーン2:トラブルなどで突然の対応を頼まれた場合にも対応できる
結論から言うと、トラブルの早期解決に繋がります。
シーン1と似ている部分はありますが、以下のような理由で突然の海外出張となることはあります。
- 海外の生産拠点で不具合解析が必要となった
- 取引先に納めたシステムが不具合が起きた
シーン1と分けた理由は、「設計段階でなくても突然英語が必要になる場合もあるよ」ということを言いたいからです。
僕はこのケースを年に1~2回くらいは見てきました(笑)
このケースも不具合の解決ということから、技術的な専門知識が必要となります。
それも担当者レベルで詳しい必要がありますので、やはりエンジニアが直接やり取りできることに越したことはありません。
納品後のトラブルは企業の信頼を損ないかねない重要な対応となります。
ここで状況の把握と対応策について取引先とコミュニケーションをとれるかは、早急な解決につながってきますので、英語があると助かりますね。
活躍シーン3:最新技術の習得や技術資料を読み解くスピードに役立つ
結論から言うと、『最新技術の習得』と『業務効率向上』に役立ちます。
冒頭で“意外にも理系であるエンジニアという職業は英語と触れ合う機会はかなり多いんです。”と言ったのは主にこの部分です。
まず、技術資料は英語であることが多いです。最新技術であればなおさらですね。
例えば、話題の『5G』なんかも運用は海外(アメリカ・韓国)が先行して導入されている訳ですので、文献は英語であることがほとんどでしょう。
英語文書を抵抗なく読み取れるというのは、最新情報をキャッチする点で相当有利と言えます。
また、最新技術以外でも、部品のデータシートなど日常的に英語の資料を読むことは多いです。
例えば、電気回路設計者は製品に搭載する部品を選定します。
数ある部品の中から比較して決定するわけですが、本題は『部品の選定』なので、データシートを読み取ることに時間を費やすナンセンスです。
英語ができることは、業務の効率化にも寄与しているといえます。
エンジニアに特化した英語学習法
英語学習と言えば『TOEIC』ですが、これは英語力全般のレベルアップに役立ちます。
でもTOEICで『insulator(絶縁物)』や『molecule(分子)』みたいな単語はほぼ出ませんよね。
つまり、技術用語・文法に対するスキルは、TOEICの勉強では補えません。
そこで僕が取り組んでいるのが『工業英語能力検定』です。
工業英検は日本工業英語協会が開催しています。
試験の内容は受験級によって異なりますが、一例として3級について紹介します。
3級は以下のように7つのセクションに分かれています。
- 語彙(英語→日本語)
- 語彙(日本語→英語)
- 語彙解釈
- 英文穴埋め1
- 英文穴埋め2
- 英文和訳
- 英作文(選択肢ありで並べ替える)
※全て選択肢ありのマークシート方式です。
※3級の目安は大卒レベル
日本工業英検協会HPに過去問題のサンプルがありますので、興味のある方はチャレンジしてみてください。
TOEICでは出会わない単語・英文ばかりなので、エンジニアにはかなり勉強になりますよ!
まとめ:英語ができるエンジニアは最強です
安易に『最強』なんていうと逆に陳腐になってしまいそうですが、僕は本気でそう思います。
まず英語が堪能なエンジニアはマジでいません。
人材としても貴重な上、技術文書もすらすら読めるのは技術力向上にもつながってきます。
会社のキーパーソンになること間違いなしなので、英語ができる人はもう最強、デキない人は・・・一緒に頑張りましょう!
ちなみに英語学習の記事も書いるのでよかったらどうぞ!
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