音声合成技術ってご存じですか?
日々技術は進歩していますが、本記事では「声」に関する技術の「音声合成技術」について、ある人気職業と絡めて紹介します。
音声合成技術とは?
初めに、音声合成技術について少しだけ説明します。
漢字が並ぶと小難しく見えますが、至ってシンプルです。
「初音ミク」をはじめとするVOCALOIDも音声合成技術ですよ!
ずばり!あの仕事が大きく変わる!
それでは本題です。
ずばり今後大きな変化が起きそうなの職業は「声優」です。
なぜ声優なのか、理由は、「声」単体が商品になっていくからです。
「声」単体が商品になる?
音声合成技術の進歩で、人工的に作り出した「声」は、かなり違和感の少ないものとなってきました。
昔のVOCALOIDをご存じの方はイメージできるかもしれませんが、言葉に滑らかさがなく、単語をつぎはぎしたような感じでした。
僕はあの耳障りの悪い感じが苦手でした・・・
これが改善され、それほど違和感を感じなくなればいろいろと使い道が出てきます。
具体的には後で紹介しますが、わかりやすいのを例に挙げると、「原稿をそのまま読めばいい仕事」は音声合成技術で置き換えることができるということ。
そしてこういった活用が増えると、「あの人気声優の声で読み上げたい」といった需要が生まれ、声単体が商品として独り歩きする可能性が出てきます。
声優の仕事はどう変わる?
変化にはメリット・デメリットどちらもあると考えられます。
もうちょい深堀しますね。
デメリット:仕事が減る
これは単純明快で、アドリブのいらないナレーションなんかは、声優さんの出る幕はなくなります。
メリット:生音声が必要ない仕事は、分身にやらせて効率化
音声合成技術を活用すると、自分と同じ声、つまり分身を作り出すことができます。
そうなると、デメリットとしてでてきたような「単純な読み上げ」という作業は分身にやらせておけばいい訳です。
そして、本人は演技力が必要な「アニメ」、アドリブが必要な「生放送」、肉声が聴きたい「生歌」などの仕事に注力できるようになります。
つまり、今までのキャパを超えた仕事量を効率的にこなせるようになります。
声優の働き方改革になるカモ?
音声合成技術の活用方法
ここは僕の想像がかなり多いので話な半分で読んでもらった方がいいかもしれません。
音声合成技術が今後どのように活用されるか想像しましたので列挙します。
- ニュース読み上げアナウンサー
- テレビのナレーター
- AIスピーカーを好きな声優ボイスにカスタマイズ
前述していますが、機械的に原稿を読むという仕事はすぐに置換できてしまいますね。
3つ目の「AIスピーカーを好きな声優ボイスにカスタマイズ」はこの先出てきそうな気がします。そもそも読み上げはできているので、あとは「声の商品化」ですかね。
権利的な話になるので、簡単にはいかなそうですが・・・
Audible(オーディブル)のように、「読み上げ」のコンテンツが増えてきているので、これらのコンテンツに「好きな声優の声で聴ける」付加価値を与えることが主流になりそうな予感です。
まとめ:音声合成技術の将来性に期待
声が商品になるのであれば「権利」の話を素通りはできませんが、この先、好きな声優の声に包まれた暮らしが実現できるかもしれませんね。
今後の動向に注目していきましょう!
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