どうも、神奈川県から東北の田舎に移住したkamoku(@kamoku_blog)です。
「転職したい」と悩む方は多くいらっしゃると思います。2年前は僕もその一人でした。色々な試行錯誤とちょっとした運が味方し、念願の移住(Uターン)を実現することができました。
転職したい理由は人それぞれですが、多くは下記のような感じではないでしょうか。
- もっと給料が欲しい
- 仕事にやりがいを感じない
- 今の職場環境を変えたい
- 違う職種にチャレンジしたい(スキルアップしたい)
僕の場合はこれらの理由ではなく、「暮らしやすさ」を求めて転職しました。具体的に言うと、家族とゆったり暮らせる&子育てしやすい環境に移住するためです。
この記事では転職への考え方や葛藤について、つまりマインド的な部分について、経験をもとに書いていきたいと思います。
※実際にどのように転職活動をしたのかという部分については別記事で書いていく予定です。
転職を考えている方、特に都会から地方に移住したいと悩んでいる方に「こんな転職もあるんだな〜」と気休めに読んでもらえればと思います。
もし参考になれば嬉しいです^^
僕がお金ではなく「暮らしやすさ」で転職した理由
先に結論から言いますと「家族とゆったり暮らせる&子育てしやすい環境」を最重要と考えたからです。
これを語るには少し僕のバックグラウンドの説明が必要と感じましたので、簡単にまとめさせてください。
これを踏まえて、なぜ神奈川から東北の田舎に移住&転職したのか理由を3つに分けてご紹介します。。
理由1:田舎と都会とのライフスタイルのギャップ
夫婦揃って田舎出身の僕たちは、家族から離れ神奈川で二人暮らしをしていました。5年くらいは神奈川で生活してましたね。
「そろそろ子供が欲しいね」なんて二人で話しをしながら将来のイメージを膨らませていたのですが・・・どうしても神奈川で子育てをしている自分をイメージできませんでした。
その理由はシンプルで「自分達が神奈川で育っていないから」です。都会の子育てを見て生きてないので想像ができませんでした。
幼少期に田んぼの隅を流れる小川に、葉っぱで作った船を流して遊んでいた僕には都会の子供がどんな遊びをしているのか想像できないです
また、
- 家族から離れて頼れる人もいない中で子育てができるのか?
- このまま神奈川で永住するのか?
など将来のこと、家族のあり方、生活環境など不安が大きくなり田舎への移住を望むようになりました。
もちろん都会は便利ですし、人気のお店に行ったり、いろんな人から刺激をもらったりできるメリットがありますが、僕はこれを上回るデメリットを感じていました。
それが次の理由です。
理由2:都会はストレスが溜まる要素が多すぎる
会社に大きな不満はなかったものの、都会での生活はストレス溜まりまくりでした。どこに行くにも、何をするにも人だらけというのが僕は苦手でした。
何と言っても電車通勤は田舎者にはハードすぎましたね。都会生まれの方は平気なんでしょうか・・・
満員で足を踏まれたり、雨で濡れた傘を足に当てられたり、ぎゅうぎゅうに押し詰められて通勤する毎日に、完全に消耗していました。
爆発的にイライラすることは多くありません。小さいストレスが毎日積み重なっている感覚でした。
5年ほど暮らしていたので都会の生活にはもちろん慣れました。でも慣れたところでストレスが減ることはありませんでした。
そしてついに、体を壊してしまいました。
理由3:体を壊してしまった
入院も骨折もしたことなく、「胃が痛いってどんな感じ?」と嫁に聞くほど健康だった僕が、ある日突然、体を壊してしまいました。
その正体は「機能性ディスペプシア」という割と新しい病気だったのですが、この経験が暮らしやすさを求める大きなきっかけとなりました。
「機能性ディスペプシア」については下記記事に体験談を記載しいますので、興味のある方は覗いてみてください。
現在は、完治とは言わないものの普通に生活できるレベルになりましたが、当時は鬱になるほど苦痛な日々を送っていました。
胃は自律神経で動いているので、メンタルに影響されやすい臓器です。就職面接の直前とかスポーツ大会の試合直前とか、極度に緊張すると気持ち悪くなったりしますよね。
病気の正体はわかったのですが、この病気に至った根本の原因に思い当たることはありませんでした。
会社でのストレスもこれといってありませんでしたし(人並みなストレスは勿論ありますよ笑)、人間関係も良好でしたので。
可能性があるとすれば、やはり都会のライフスタイルが合わない、満員電車などで小さく積み重なったストレスかなと想像してます。
体を壊して「健康の大切さ」を痛いほど実感しました。ですので、「原因と思われる要素があるなら取り除くべきだ」と考え、暮らしやすい「故郷」に帰ることにしました。
逆に神奈川に留まりたい理由もあった
職場環境に不満はなかったので迷った
僕はそこそこ名のあるメーカーに勤めていました。そして割とホワイトな勤務環境でした。
おさらいしますと、「年間休日120日オーバー、有給は余裕で取れる、残業10h/月、ボーナスは2ヶ月分くらい」です。
休みも取れるし、残業も少ない、仕事もできるようになってきていたので不満はほとんどありませんでした。
強いて言えば「もう少し給料もらえればなー」ということぐらいです。贅沢ですかね。
会社の同期はもちろん、先輩後輩も良い人ばかりで、人間関係も良好でした。
職場環境に不満がなかった分、これを手放すのに相当悩みました。特に同期と離れることが一番辛かった。東北での転職を希望していたので、物理的に会えなくなりますので・・・
田舎は低賃金だから給料が下がる
コンビニバイトの募集なんかみても一目瞭然なのですが、田舎はめちゃくちゃ低賃金です。
20歳で手取り20万円もらえてるのは良い方で、40代でも20万円もらえてない方もいます。高卒の初任給が手取り12万円なんて人も知り合いにいます。
転職活動で給料はもちろん重視していましたが、神奈川で働いていた当時の給料を超える求人はほとんどありませんでした。(建築会社営業とか業種によっては高給職もありました)
実際、田舎に転職して給料が2万円くらい下がりましたが、それ以上に得られることも多かったので後悔はしていません。得られたことについては次の項目で説明します。
とはいえやはりお金は欲しいです。本業で稼ぎが減った分、どうにか収入を得られないかと考え始めたのがこのブログです。
ネットがあれば田舎でも、どこでも稼げると言うのはいい時代に生まれたなと感じています。
田舎に移住して手に入れた3つ
1つめ:地元だから暮らしやすい
何よりも家族が近くにいるという安心感が大きな心の支えになりました。
緑に囲まれ、人に酔うこともないので圧倒的に暮らしやすいです。
話題のスポットとか、人気のお店とかは行けないですけどね。幸い?僕も嫁もアクティブなタイプではないので、その欲求はあまりありません。やはり田舎に向いてますね(笑)
ただ、欲しいものはだいたいネットで買えちゃうので、普通に暮らしていて不便に感じることはそんなにないですね。
一度外に出たからこそ、地元の良さと言うのがわかりますね。
2つめ:通勤がストレスフリー
田舎は車通勤の方が多いと思いますが、僕も現在車通勤しています。
車通勤・・・最高。電車通勤にはもう戻れない
通勤は自分一人だけです。家を出て会社に着くまでずっと車の中です。夏に汗だくになって歩くことも、寒い冬に凍えながら歩くことも、台風で足元がびちゃびちゃに濡れて会社に行くこともありません。
右足でペダルを踏んでいれば会社に着きます。
また、他人の些細な行動にイライラすることも、座席の取り合いをすることもなく、電車の遅延・運休で帰れなくなることもありません。
つまり、今まであったストレスが全てなくなりました!
むしろ、車の中で好きな歌を大熱唱することで「通勤時間はストレス発散の時間」になります。
車通勤がいかに素晴らしいかは下記の記事に書いています。
3つめ:壊していた体もどんどん快方へ
ストレスフリーになったことで、体調もどんどん良くなっていきました。
胃の調子を崩していた時期は、コンビニのおにぎり1個を食べるのも精一杯な食欲でしたが、今はお腹の膨れ具合が気になるほど食べれています。
健康になることで様々なことに「やる気」が湧いてきました。
ブログや英語学習など、様々なことに挑戦中です。
やはり健康第一は間違いないです!!
さいごに:あなたの転職理由はなんですか?
僕が転職で重要視していたこと、実際の状況と葛藤、そして理想の生活を手に入れたという体験談でした。
ブログを始めた今、お金を稼ぐ手段は「会社から給料もらうこと」だけじゃないと言うことを知りました。つまり、給料以外の部分をもっと重要視しても良いのでは?と思っています。
転職理由は様々ですが、暮らしやすいという点も一度考えてみてはいかがでしょうか。
あなたの転職理由はなんですか?
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